看護師

根拠のない自信

今週のお題「告白します」

こんにちは、もここです。

小学6年生の時の話。

私は、ピアノを習いたくて習いたくて仕方がなかった。

 

人前でピアノを弾く同級生の女の子がキラキラしていて、私もあんなふうになりたいと、小学校生活6年間、心の底からずっと願っていました。

 

しかし、小学生の頃の習い事は『習字』と『そろばん』

 

もちろん習字を習っていたことで、今でも字を書くのが大好きですし、特に結婚式に呼ばれた時にする芳名帳の記帳は、張り切って自分の名前を書くことができます。

 

電卓がある時代にそろばん!?と思われるかもしれませんが、そろばんを習っていたおかげで、今ではお金の計算は誰よりも早いと自負しております。

 

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それはさておき、ピアノは高価なものでレッスン料も高いため、結局習うことはできませんでした。

 

しかし、そういった環境だからこそ、ピアノに対する憧れがどんどん強くなってしまって、

 

『ピアノの前に座っている私』

 

『自分に酔いしれながらピアノを弾いている私』

 

など想像がどんどん膨らんでいき、しまいには

 

『私もみんなの前でピアノを弾いてみたい』

 

『いや、私ならピアノが弾けてしまうかもしれない』

 

と根拠のない自信が私を支配し、ついには卒業式で合奏するピアノ伴奏をしたいと立候補してしまいました。

先生の困った顔は今でも忘れられません!(笑)

 

しぶしぶ先生の許可が降り、ピアノ伴奏担当になったのですが、練習するピアノが家になく、友達の家で練習したり、紙の鍵盤で練習、そしてお得意のイメージトレーニングを毎日おこない、本番当日を迎えました。

(親には当日までこのことを黙っていて、おそらく相当びっくりしたと思います。)

 

本番直前になっても、なぜか「私はピアノが弾けてしまう」と自信に満ち溢れていたのですが、いざ演奏が始まると案の定、途中から手が止まってしまい、どうすることもできなくなってしまいました。

 

しかし、この状況をうまく切り抜けなければいけないと、小学生なりに考え出した答えは、

 

『ピアノを弾いているフリ』

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最後までエア・ピアノを続けなんとか合奏は終わりました。

 

「アイツ、途中からピアノ弾いてなかった」

 

と絶対にバレバレだったと思いますが、やり切った感を出しつつ

 

「ちょっと失敗したわぁ〜」

 

なんて言いながらも、私は人前で憧れのピアノを弾けたことに大満足した記憶があります。

 

今思うと

根拠のない自信ほど強いものはなく、恐ろしいものはない

と社会人になった今、つくづく実感しております。

 

音楽の先生、あの時は困らせてしまって本当にすみませんでした!

-看護師

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