こんにちは、もここです。
新型コロナウイルスの感染拡大で、医療現場での人手が不足していることから、
厚生労働省は看護系大学に対し教員や大学院生を現場に派遣するよう要請していることがわかりました。
フェイクニュースでは?と疑うような内容なのですが、某大学で教員をしているタカ子さんに少しお話を伺う機会がありましたので、紹介しますね。
(タカ子さん)
病院勤務6年を経て、専門資格取得のため大学へ。現在は某大学で講師を務める傍ら、病院実習の引率・指導もおこなっています。
厚生労働省の要員についてどう思いますか?
大学の業務に支障がない程度なら大丈夫かもと思いますが、一番は学生に影響が出てしまわないかが心配です。学生の病院実習の時間がますます減らされないかなど・・・。もうすでに実習時間はだいぶ削られてますからね。
現場(病院勤務)から離れてずいぶん年数が経っていますが・・・
そうなんです。どうなることやら。
病院で働くことが決まったら心配なこととかないですか?
自分自身のことで心配なことはないのですが、家族に影響が出てしまわないか心配ですね。
もここのまとめ
タカ子さんとお話をしてて、まずはじめに感じたことは、常に学生のことを一番に考えていらっしゃるということです。教員としては当たり前のことなんですが、こういった危機的状況の中でも、冷静に学生のことを考えられるタカ子さんは本当に素敵な教員だと思いました。
あと意外だったのが、現場復帰に対する抵抗感があまり感じられなかった印象があります。以前潜在ナースのコッシーさんにお話を伺った時は「不安がどうしてもつきまとう」とお話されていたのですが、タカ子さんの場合、学生のこと以外はネガティブな発言が少なかったように思います。
(こちら潜在ナース、コッシーさんにお話を伺った時の記事です。)
www.nurse-mococo.blog
タカ子さんの場合は、病院実習の引率で現場の雰囲気だったり、業務内容などを把握されているから、現場復帰のイメージはしやすいのかも知れませんね。(これはあくまでも、もここの私見ですけど。)
ただ、潜在ナースの時と同じように、看護師の数だけ増やせばいいという考え方はどうしても納得いかなくて、数を増やす前に病院の現状を国や自治体はもっと知る必要があるし、理解した上で環境・待遇面をきちんと整え、まずは今働いている看護師の離職を減らすことからはじめた方が良いのではないでしょうか?
今の環境で満足している看護師は一人もいませんよっと。
タカ子さん、貴重なお話ありがとうございました。